釧網線 網走〜知床斜里間で昼間集中メンテナンス 列車4本運休し代行バス運転 JR北海道

JR北海道は、釧網本線で日中時間帯に線路集中メンテナンスを行うため、知床斜里駅〜網走駅間でバスによる代行輸送を実施します。

釧網本線で運行しているキハ54形気動車(nozomi500/写真AC)
釧網本線で運行しているキハ54形気動車(nozomi500/写真AC)

実施期間は2021年10月18日(月)〜22日(金)の5日間です。浜小清水駅〜網走駅間の約20kmにおいて約7時間30分(8:30頃〜16:00頃)の作業時間が確保され、老朽化した木製マクラギ約2,000本の交換作業が実施される予定です。

この工事に伴い、網走駅〜釧路駅間を運転する上下各2本の列車が知床斜里駅〜網走駅間で部分運休します。対象の下り列車は網走駅10:24発の快速「しれとこ摩周号」および15:10発の普通列車、上り列車は釧路駅6:03発の普通列車および8:57発の快速「しれとこ摩周号」です。

部分運休となる区間ではバスによる代行輸送が行われます。代行バスはJRの乗車券で利用できます。下りの網走駅発代行バスは列車の時刻より早く出発するので利用には注意が必要です。また、網走駅での石北本線北見駅方面の列車とは、通常の乗り換えができない場合があります(列車と代行バスの運転時刻は下表を参照)。

【時刻表で解説】JR北海道 釧網本線 集中修繕工事に伴い知床斜里〜網走間で一部列車運休

JR北海道によると、設備の老朽化が進んでいることや、保線作業員の人材確保が困難な状況を踏まえ、2020年度から昼間時間帯の列車を運休して集中的な修繕工事が実施しているとのことです。今後とも鉄道を安全に運行するために必要な工事であるとして、利用者に理解を求めています。